中国新聞とのバトルでネット上で大きな注目を集めている広島県安芸高田市の石丸市長。
中国新聞とのバトルがクローズアップされていますが、実は安芸高田市議会の議員ともバチバチにバトルを繰り広げています。
そのうちの一人が、安芸高田市議会の山根温子(やまねあつこ)議員です。
石丸市長が2020年に居眠り議員をTwitter投稿で非難したことで安芸高田市議会の議員から恫喝されたことは有名な話なのですが、なんとその恫喝してきた相手が山根温子議員らしいのです。
この問題は市議会を大きく巻き込み、なんと「恫喝は無かった」と主張する山根温子議員が名誉棄損で石丸市長を訴えて裁判にまで発展してしまいました。
石丸市長と山根温子議員の恫喝裁判の結果はどうなったのかが気になります。
そこで今回は、
- 石丸市長の恫喝とは?
- 石丸市長の恫喝裁判相手は安芸高田市議の山根温子!
- 石丸市長の恫喝裁判の結果はどうなった?
についてお送りします。
石丸市長の恫喝とは?
石丸市長は2020年の9月定例議会で居眠りをしていた議員のことをTwitter上で非難したことが大きな話題に。
するとこの石丸市長の行動をうけ、9月30日に安芸高田市の市議15人全員が出席した非公開の市議会全員協議会に石丸市長が呼び出され、twitter投稿の意図について説明を求められます。
その際に石丸市長は数名の市議から「議会の反対をするなら政策に反対するぞ」というニュアンスの、恫喝ともとれる脅しを受けたようで、またそのことについてTwitterにとりあげると大きな反響を呼びました。
本日午前、議会の一般質問が行われている中、いびきをかいて、ゆうに30分は居眠りをする議員が1名。
「市民の関心により生まれる政治の緊張感」が、まだまだまだ足りないという証左なのか。でも、傍聴席は一杯だったしなぁ…。
ここで、市民の皆さんにお返しします!!#安芸高田市 #議会 #居眠り
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) September 25, 2020
昨日、定例会後に議会から異例の呼び出しを受けました。居眠り事件について話がある、と。
数名から、議会の批判をするな、選挙前に騒ぐな、事情を補足してやれ、敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得?恫喝?あり。
これが普通かどうかわかりませんが、実態なのは確かです。#安芸高田市 #議会
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) September 30, 2020
要はちょっと「体育館裏来いや」という感じだったと石丸市長はインタビューで語っています。
この2度目の石丸市長のTwitter投稿行動を受け、2020年10月にはすべての議員が集まる協議会(オープンな場)が開かれます。
そこにはメディアも入っていて、石丸市長はその場で初めて山根温子議員を名指しして恫喝を受けたと公表しました。
石丸市長の恫喝裁判相手は安芸高田市義の山根温子!
石丸市長から2020年10月の協議会の場で名指しで「恫喝をした相手」とバラされてしまった安芸高田市の山根温子議員。
双方の主張がかみ合わず、やがて市議会を巻き込んで大混乱に陥らせる事態にまで発展してしまいます。
石丸市長は議会が混乱する事態になったことに対して謝罪。
騒動は終わったと思われていたところ、再び山根温子議員が「一連の発言で名誉を傷つけられた」と主張して、石丸市長に対して500万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴しました。
石丸市長の恫喝は無かったことにしたい市議会議員たち
石丸市長への恫喝ともとれる脅しをメディアの前で暴露されてしまった安芸高田市の議員たち。
名指しで恫喝を指摘されてしまった山根温子議員は「私としては優しい言葉で議会の現状を伝えたつもり。言葉足らずで誤解を生んだ」と釈明。
石丸市長も「政策をしっかり見ていこうという同志がいるとの認識に改める」と皮肉めいた言葉でその場は終わります。
が、しかし…
10月30日に市議会は「恫喝は無かった」とする答弁書を提出したことで石丸市長が反発。
「国語のテストなら0点です」と皮肉たっぷりにTwitter投稿していました(笑)
議会の回答書。国語のテストなら0点です。
「受けた側が感じた時点で恫喝になる」
「威圧的と感じる発言はなかった」「私が」「感じた」と訴えている以上、なかったという結論は成立しません。
なかったことにしたい議員の主張に、議論が引っ張られ過ぎです。 pic.twitter.com/H5t75je4ZO
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) October 31, 2020
石丸市長の恫喝騒動で議会が大混乱
石丸市長への恫喝は無かったことにしたい市議会と、「いわれた本人が恫喝と感じているのだから無かったことにするのはおかしい」と主張する石丸市長。
双方の主張は全くかみ合わず、恫喝騒動は問題発生から5カ月近くにわたり、議会を巻き込んだ大騒動に発展します。
引用:ヤフーニュース掲載 安芸高田市議会
◆2021年1月19日に開かれた全協:
石丸市長が答弁書の内容を追求しようとするものの議会が拒否 → 石丸市長途中退室
◆2021年2月18日に開かれた全協:
司会の副議長を除く15人中6人の安芸高田市義が、「何らかの形で石丸市長の考えを聞く場を設けるべきだ」と主張。
石丸市長はこの6人にだけ答弁するとの考えを示し、議会側が反発。
◆2021年3月4日に開かれた市議会:
石丸市長は受けた質問に対して「後ほど文書で回答する」と答弁を繰り返し、らちがあかないと議会が途中中断して大混乱に。
その後石丸市長は宍戸邦夫議長(当時)との面談を受けて、6人以外の市議との答弁にも応じると態度を軟化。
議会を混乱させたことに対して「全ての責任は私にある」と謝罪。
石丸市長の謝罪後に山根温子が裁判を起こす
石丸市長が謝罪して恫喝問題は解決するかと思いきや…
なんと2021年6月9日に、石丸市長にどう喝があったと主張された山根温子議員が「一連の発言で名誉を傷つけられた」と主張して、石丸市長に対して500万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴しました。
どう喝発言の張本人が自分であるかのような印象を与えたと主張。石丸市長から、根拠のない誹謗中傷で選挙活動を妨害されたとして、6月9日広島地裁に500万円の賠償を求める訴えを起こした。
これ、問題が沈静化した感じだったのに、再度山根温子議員がほじくり返した感じですよね…(笑)
山根温子議員は「恫喝は無かったのに言いがかりをつけられて選挙妨害をされた」「音声データにも恫喝は記録されていない」と恫喝があったとされる当時の音声データを公開して事実無根だと主張をしています。
しかし、音声データは一部切り取りという形での公表。(詳細は山根温子議員公式サイトへ)
石丸市長が編集していない元データの開示を要求したところ、「どうせ文句を言うから開示しない」との回答だったようで、「怪しすぎるでしょ!」と逆に墓穴を掘ってしまっているようです。
石丸市長の恫喝裁判の結果はどうなった?
石丸市長と山根温子議員が争っている恫喝騒動裁判の結果は、おそらくまだ決着がついていないと思われます。
石丸市長は山根温子議員に関する一連の対応は弁護士さんに任せているようで、おそらく同一弁護士が裁判を受け持っていると思われます。
「恫喝問題はどうなったのか?」と聞かれたので、回答しておきます。
山根温子議員が理解不能な主張を展開されるので、昨年12月から弁護士に対応を任せています。
これまで同氏の発言は二転三転、四転しているので、水掛け論にすらなっていない状態です。#安芸高田市 #議会
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) March 3, 2021
裁判は弁護士対弁護士のやり取りなので、表立って石丸市長と山根温子議員が恫喝問題で争っている様子はありません。
しかし、通常時の議会では別件でバチバチに戦っている様子で、石丸市長のTwitterには皮肉たっぷりの投稿があがっています(笑)
定例記者会見のまとめ動画が盛り上がっているのですが、あのやり取りは割と平常運転です。
記者会見以外に #議会 の一般質問も同じ調子で行っています。どなたか上手く纏めて頂ければ幸いです。
ちなみに、いつも再生数が多いのは山根温子議員です。https://t.co/y2z79FlLSU#安芸高田市 #中国新聞
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) August 21, 2023
山根温子議員も石丸市長のTwitter投稿をかなり見ているようなので、ネット上では「やり取りが面白すぎる」と話題です。
山根温子議員は、市長のSNSをチェックしたり、予習してから攻撃してくるので、他の議員と違った面白さがあります。
市長の論理的な返答に対して、山根議員の根拠のない言いがかりや態度はプライドの高さと私怨のようなものが十分に発揮されていて迫力を感じます。…— ユーロビートたけし (@copans2000) August 21, 2023
石丸市長と山根温子議員の恫喝裁判について進展がわかりましたら、また追記していきますね!
まとめ
今回は「石丸市長の恫喝裁判相手は安芸高田市義の山根温子!結果はどうなった?」と題してお送りしました。
石丸市長は2020年の9月定例議会で居眠りをしていた議員のことをTwitter上で非難したところ、安芸高田市の市議15人全員が出席した非公開の市議会全員協議会に石丸市長が呼び出され、数名の市議から「議会の反対をするなら政策に反対するぞ」というニュアンスの、恫喝ともとれる脅しを受けました。
その後石丸市長はメディアがいる場で「山根温子議員から恫喝を受けた」と名指し。
これに対して山根温子議員は「私としては優しい言葉で議会の現状を伝えたつもり。言葉足らずで誤解を生んだ」と釈明するものの、双方の主張は一歩も引かずやがて議会を巻き込んだ大騒動に発展します。
石丸市長が2021年3月上旬に議会の混乱を招いたことに対して謝罪し、一件は沈静化するかと思われたところ…
山根温子議員が名誉棄損と主張して、石丸市長に対して500万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴しました。
2023年8月現在はまだ裁判の結果は出ていないと思われます。
また詳しいことがわかりましたらまた追記していきますね!