世界中がかたずをのんで状況を見守っている、タイタニック号潜水艦ツアーの行方不明になった潜水艇「タイタン号」。
潜水艦の乗客は全部で5人乗船していたそうですが、一体どんな乗客が乗船していたのでしょうか?
調べてみたところ、乗客は参加費用25万ドル(3545万円)を支払って参加した富豪揃い!
さらに、運航を牽引するクルーも凄すぎる人物が乗客と共に乗船していたことがわかりました。
そこで今回は、
- タイタニック号潜水艦ツアー乗客5人は誰?
- タイタニック号潜水艦ツアー乗客の職業や経歴がヤバすぎる!
についてお送りします。
タイタニック号潜水艦ツアー乗客5人は誰?
タイタニック号潜水艦ツアーに乗船していた乗客5人は誰なのか調べたところ、こちらの人物であることが判明しています。
引用:Evening standrd掲載 タイタニック号潜水艦ツアー乗客5人は誰?
- ストックトン・ラッシュ氏(右上)
- ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏(右下)
- ハミッシュ・ハーディング氏(真ん中上)
- シャザダ・ダーウッド氏と息子(スライマンさん)(真ん中下・左)
タイタニック号潜水艦ツアーで乗客が乗船した潜水艇『タイタン号』は5人乗りです。
通常の場合の乗客は、操縦士が1名、コンテント・エキスパートと呼ばれる専門家が1名、乗客が3人という内訳になっています。
タイタニック号潜水艦ツアー「タイタン号」が消息不明に
沈没したイギリスの豪華客船「タイタニック号」の海底を探索することができるツアーで、突如消息を絶った潜水艇「タイタン」。
引用:JIJI.COM掲載 タイタニック号潜水艦ツアーの乗客は誰?
タイタニック号潜水艦ツアー「タイタン号」が、出航から行方不明になるまでの流れはこちら。
①6月16日にカナダ・ニューファンドランド島を潜水艇を載せた母船が出港
②6月18日の朝にカナダ南東部沖で5人が乗った潜水艇「タイタン」は潜水を開始
③およそ1時間45分後に洋上の母船との連絡が途絶えて行方不明となる
タイタニック号潜水艦ツアーは1人当たりの参加費用が25万ドル(3545万円)ということや、潜水艇の操縦がゲーム用のコントローラーだったということも大きな話題になっていますね。
18日に消息を絶った潜水艇は1人当たり費用が25万ドル(3545万円)に達する超高額観光商品で、数年前から安全への懸念が提起されてきたことが明らかになった。いわゆる「ジョイステック」と呼ばれるゲーム用無線コントローラーで潜水艇を操縦していたという事実が話題になったりもした。
引用:ヤフーニュース掲載 タイタニック号潜水艦ツアー
タイタニック号が沈んでいる海域は、カナダのニューファンドランド島から約640kmの場所に位置し、水深は約3800m。
救助に向かうための距離が遠いことに加え、水深が深すぎるため救助に向かえる潜水艇が世界にはわずかしかないことで救助が難航しているようです。
では次に、タイタニック号潜水艦ツアー乗客の凄すぎる職業や経歴やプロフィールについて詳しくみていきましょう!
タイタニック号潜水艦ツアー乗客の職業や経歴がヤバすぎる!
タイタニック号潜水艦ツアー乗客が誰か判明したので、次に気になるのは「乗客がどんな人物か」ということですよね。
潜水艦ツアー乗客5人の職業や経歴について調べたところ、凄すぎる職業や経歴が判明しました。
■ストックトン・ラッシュ氏■
タイタニック号潜水艦ツアー運営会社「オーシャンゲート・エクスペディションズ」CEO
■ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏■
「Mr.タイタニック」と呼ばれフランスの「生きる伝説」と称される探検家
■ハミッシュ・ハーディング氏■
ギネス記録を保有するイギリス人冒険家・億万長者・実業家
■シャザダ・ダーウッド氏と息子(スライマンさん)■
イギリス在住実業家・パキスタン大富豪一族
ストックトン・ラッシュ氏
タイタニック号潜水艦ツアーに乗船していた乗客5人は誰なのか調べたところ、1人目はタイタニック号潜水艦ツアーの運営会社「オーシャンゲート・エクスペディションズ」のCEOであるストックトン・ラッシュ氏であることがわかりました。
引用:ブルームバーグ掲載 タイタニック号潜水艦ツアー乗客は誰?
名前 | ストックトン・ラッシュ |
年齢 | 61歳 |
出身 | アメリカ合衆国 |
職業 | 「オーシャンゲート・エクスペディションズ」CEO・エンジニア |
出身校 | ■アメリカ・プリンストン大学(航空宇宙、航空、宇宙工学のBSE取得) ■アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校ハースビジネススクール(MBAを取得) |
資産 | 1200万ドル(約17億円) |
ストックトン・ラッシ氏は、1981年に19歳でユナイテッド航空ジェット訓練学校でパイロットの資格を取得します。
1984年にアメリカのプリンストン大学で航空宇宙・航空・宇宙工学のBSE取得して卒業。
卒業後はアメリカの大手航空機メーカー「マクドネル・ダグラス社」に飛行試験技師として入社し、エドワーズ空軍基地にて2年間空軍に従事しました。
1989年にはカリフォルニア大学バークレー校でMBAを習得後、以降は航空機や潜水艦を建造に没頭します。
その後2009年にアメリカ・ワシントン州エバレットを拠点とする、探査と研究用の潜水艦を保有する「オーシャンゲート・エクスペディションズ」を設立。
2021年からタイタニック号の沈没船へ潜水艦で訪問するツアーを始めます。
ストックトン・ラッシュ氏は毎回の潜水艦ツアーに乗船し、今回も潜水艦『タイタン号』の操縦士として潜水艦に乗船していました。
また、ストックトン・ラッシュ氏の妻は沈没船「タイタニック号」の当時の乗船者の玄孫(やしゃご)にあたることもわかっています。
妻のウェンディさんは、タイタニック号沈没の際の一等船室乗客で米百貨店大手メーシーズの共同オーナーだったイジドー・ストラウス氏と妻アイダさんのやしゃご。ストラウス氏は沈没時、女性や子供が船に残る中で救命ボートに移ることを拒否。アイダさんも約40年連れ添った夫と、沈みゆく船のデッキに残ったことで知られる。
事故を題材にした映画「タイタニック」(97年)では、ストラウス夫妻をモデルに、船が浸水する中、船室のベッドで抱き締め合う老夫婦の姿が描かれた。
The wife of Stockton Rush, the pilot of the missing Titanic tour submarine, is actually the great-great-granddaughter of two first-class passengers who died on the Titanic, records show.
A fictionalized version of the couple is even featured in the movie. pic.twitter.com/XVd7IkOmEw
— Pop Base (@PopBase) June 22, 2023
妻が米百貨店大手メーシーズの親族ということもあってか、ストックトン・ラッシュ氏も資産17億円を保有する富豪だったことがわかっています。ちなみにお2人は、プリンストン大学在学時に出会ったそうです。
ポール・ヘンリー・ナルジオレット
タイタニック号潜水艦ツアーに乗船していた乗客5人は誰なのか調べたところ、2人目は「ミスター・タイタニック」の愛称で有名な元フランス海軍の潜水士で探検家の、ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏であることがわかりました。
名前 | ポール・ヘンリー・ナルジオレット |
年齢 | 77歳 |
職業 | 元フランス海軍の潜水士・探検家・タイタニックの残骸の権利保有会社水中調査のディレクター |
家族構成 | 娘:シドニ・ナルジョレ |
ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏は、潜水艦『タイタン号』にコンテント・エキスパートと呼ばれる専門家として乗船していたと予想します。
ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏は世界中のどの探検家よりも長い時間をタイタニック号の沈没現場で過ごしてきた人物で、「ミスター・タイタニック」と呼ばれています。
1985年に発見されたタイタニック号の初めての回収調査(1987年)にも立ち会い、現在はタイタニック号の残骸の権利保有会社(RMSタイタニック社)で水中調査のディレクターを務めています。
ナルジョレ氏は仏海軍の元司令官で軍では潜水士と機雷掃海士を務めた。1987年に行われたタイタニック号の最初の回収調査にも参加していた。
映画『タイタニック』で監督を務めたジェームズ・キャメロン監督とは、25年来の友人だったそうです。
キャメロン監督は「伝説的な潜水パイロットであり、25年来の友人だったナルジオレット氏の死は現実的ではない。彼がこのような形で悲劇的に亡くなったことは、私にとってはほとんど受け止めることができません」と話している。
引用:ヤフーニュース掲載 タイタニック号潜水艦ツアーの乗客は誰?
ハミッシュ・ハーディング
タイタニック号潜水艦ツアーに乗船していた乗客5人は誰なのか調べたところ、3人目はイギリス人の億万長者にしてギネス記録を保有する冒険家のハミッシュ・ハーディング氏であることがわかりました。
名前 | ハミッシュ・ハーディング |
誕生日 | 1964年6月24日 |
年齢 | 58歳 |
国籍 | イギリス |
職業 | 冒険家 プライベートジェット販売代理店「アクション・アビエーション」会長 |
出身校 | イギリス・ケンブリッジ大学(ペンブローク・カレッジ) |
資産 | 1億ドル(約140億円) |
家族構成 | 妻、子供4人(うち2人は妻の連れ子) |
ハミッシュ・ハーディング Instagram | |
ハミッシュ・ハーディング Twitter |
ハミッシュ・ハーディング氏は、潜水艦『タイタン号』には乗客として乗船していました。
今回の潜水艦ツアーは2022年6月に予定されていたのが延期されもので、ハミッシュ・ハーディング氏は待ちに待ったツアー参加者だったことが明らかになっています。
タイタニック見学の潜水は昨年6月に予定していたが、潜水艇の損傷で延期されたという。
ハミッシュ・ハーディング氏は香港育ち。
イギリス・ケンブリッジ大学在学中(1980年代半ば)にパイロットの資格を取得し、銀行業務のソフトウェアで莫大な財を成した後に、プライベートジェット販売代理店「アクション・アビエーション」を立ち上げました。
またハミッシュ・ハーディング氏は冒険家としても大変有名な人物です。
- 南極を何度も訪れている
- 米宇宙開発企業「ブルー・オリジン」の有人飛行で宇宙旅行をしたことがある
- マリアナ海溝最深部の潜水時間の最長記録保有者
など、ギネス世界記録を3件も保持しているんだとか!
シャザダ・ダーウッド
タイタニック号潜水艦ツアーに乗船していた乗客5人は誰なのか調べたところ、4~5人目はイギリス在住でパキスタン屈指の大富豪一家出身のシャザダ・ダーウッド氏とその息子(スレマンさん)であることがわかりました。
名前 | シャザダ・ダーウッド |
生年月日 | 1975年12月12日 |
年齢 | 48歳 |
出身 | パキスタン・ラワルビンディ |
在住 | ロンドン南西部サービトン |
職業 | 実業家・投資家・慈善家・大手肥料会社「エングロ・コーポレーション」副会長 |
出身校 | バッキンガム大学(法学士取得) フィラデルフィア大学(グローバル繊維マーケティング博士号) |
資産 | 推定350億ドル(約500億円) |
家族構成 | 妻:クリスティーン・ダーウッド 息子:スレマン・ダーウッド(タイタニック号潜水艦ツアー乗客) 娘:アリーナ・ダーウッド 愛犬:スティグ 愛猫:プロテウス |
シャザダ・ダーウッドfacebook |
名前 | スレマン・ダーウッド |
年齢 | 19歳 |
職業 | 大学生 |
出身校 | イギリス(スコットランド)・ストラスクライド大学在学 |
好きなもの | SF文学、ルービックキューブ、バレーボール |
シャザダ・ダーウッド氏は、パキスタン屈指の大富豪の財閥一家の出身の方です。
パキスタン・カラチに本社を置き1965年に設立された大手肥料会社「エングロ・コーポレーション」で副会長の職に就いています。(会長は父のフセイン・ダーウッド氏)
「エングロ・コーポレーション」は多角的に事業を展開している企業で、以下の複数の事業を行っている企業として有名です。
- 食品・農業
- エネルギー
- 石油化学
- 通信インフラ
また、シャザダ・ダーウッド氏は家族で設立した「ダウッド・ファウンデーション(ダウード財団)」の役職にも就き、大学レベルまでの教育機関を運営する事業も行っていました。
ダウード財団が創設した学校はこちらです。
- ダウッド公立学校
- ダウッド工科大学
- カラチ・スクール・オブ・ビジネス・アンド・リーダーシップなど
さらにシャザダ・ダーウッド氏はイギリスの慈善団体「プリンスズ・トラスト」の理事を務め、実業家だけではなく慈善活動家として活動していた素晴らしい人物でもあります。
他にも、地球外生命体の探索を行う米カリフォルニアの研究機関「SETIインスティチュート」にも関わっているんだとか!
地球外生命体の探索って宇宙人を探すってこと?凄すぎますね!
シャザダ・ダーウッド氏はその知見の広さから国連やイギリスのオックスフォード大学関係団体で講演したことも。
息子のスレマンさんも父親の影響からか、SF文学が大好きな大学生なんだとか!
まとめ
今回は「タイタニック号潜水艦ツアー乗客5人は誰?職業や経歴がヤバすぎた!」と題してお送りしました。
タイタニック号潜水艦ツアーに乗船していた乗客5人は誰なのか調べたところ、こちらの5人であることが判明しました。
- ストックトン・ラッシ氏:
タイタニック号潜水艦ツアー運営会社「オーシャンゲート・エクスペディションズ」CEO - ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏:
「Mr.タイタニック」と呼ばれるフランスの探検家 - ハミッシュ・ハーディング氏:
イギリス人冒険家・億万長者 - シャザダ・ダーウッド氏と息子(スライマンさん):
イギリス在住実業家・パキスタン人大富豪一族
ニュースの速報ではタイタニック号潜水艦ツアーで使用された『タイタン号』の破損が確認され、乗客5人の生存は絶望的との知らせが…。
いち早く乗客5人が家族の元に戻れることを願いたいですね。