中川翔子さんの本名の一件で話題となっているのが、薔薇(バラ)の”薔”の漢字が名前に使えないということです。
一体なぜ”薔”の漢字が名前に使えないのか理由が気になりますね!
調べてみたところ薔薇(バラ)のような植物の名前などに使われているちょっと変わった漢字は、実は大体が名前の漢字に使用するのはNGっぽい?
気になる日本の名前に使用できる漢字についてあれこれ調べてみました。
そこで今回は、
- ”薔”の漢字が名前に使えない理由は?
- ”薔”のような植物の名前は大体NGって本当?
についてお送りします。
”薔”の漢字が名前に使えない理由は?
”薔”の漢字が名前に使えないのはなぜなのかネット上で話題となっています。
引用:ヤフー知恵袋より ”薔”の漢字が名前に使えないのはなぜ?
調べてみたところ、名前に使える漢字は常用漢字2136字・人名用漢字863字の合計2999字が定められています。
”薔”の漢字は常用漢字にも人名用漢字のどちらにも属していないため、残念ながら名前の漢字として使うことができないのです。
日本語には約5万字もの漢字があるといわれていますが、実は名前の漢字には常用漢字と人名漢字でおおよそ3000字程度しか使用が認められていなくて、4万7000字の漢字は使うことができません。
今回中川翔子さんの本名の話が話題となったことで「”薔”の漢字は名前に使えないんだ!」と知った方も多いようですね。
名前に使える漢字は約3000字
日本の漢字で名前に使える漢字を調べたところ、常用漢字2136字・人名用漢字863字の合計2999字が使用できると定められています。
残念ながら”薔”の漢字は常用漢字にも人名用漢字のどちらにも属していないので、使うことができないのです。
「名」に使える漢字は『常用漢字』2,136文字+『人名用漢字』863文字の計2,999字と明確に決まっており、これら以外の漢字は子供の命名に使うことができません。
引用:人の名前に使える漢字一覧
日本語には約5万字もの漢字があるといわれていますが、名前の漢字に使用できるのは常用漢字と人名漢字をあわせても約3000字程度で、残りの約4万7000字の漢字は使うことができません。
なんと日本にある漢字のたった6%しか名前の漢字には使えないんということが判明。なんだかビックリです。
中川翔子の母親は「薔子(しょうこ)」にしたかった
今回”薔”の漢字が名前に使えないのはなぜ?という話題が出てきた発端が、中川翔子さんの本名が「薔子(しょうこ)」と付けれなかったために「中川しようこ」になってしまったということです。
中川翔子さんの母親は当初娘の名前を「薔子(しょうこ)」という漢字にしたかったのですが、役所で”薔”の漢字は名前に使えないと言われてしまったんだそうです。
仕方ないと半ば怒りモードで『しょうこ』と殴り書きしたところ、誤って『しようこ』で登録されてしまったんだとか。
「母が薔薇の『薔』の字をとって『中川薔子(しょうこ)』と名付ける予定だったが、『薔』の字は名前に使用できないと言われてしまい、仕方なく名前をひらがなにして『しょうこ』と殴り書きしたところ『しようこ』で登録されてしまった」
中川 し よ う こ pic.twitter.com/URA72v2SDz
— 🍉中川翔子🍉🐈⬛ (@shoko55mmts) December 21, 2022
しようこ って名前、改名しようかずっと悩んでる、裁判所に行くんだよね
— 🍉中川翔子🍉🐈⬛ (@shoko55mmts) October 3, 2023
中川翔子さんは漢字に改名しようか本気で悩んでいるようですが、「中川しようこ」は実は画数が最強なのでいざ変えるとなるとちょっと悩ましい様子っぽい…?(笑)
名前ほんとやだ早く改名したい普段忘れてるけど最悪
けど中川しようこ って画数最強なんだよな、だから放置してるけど
— 🍉中川翔子🍉🐈⬛ (@shoko55mmts) December 21, 2022
”薔”のように植物の名前は大体NGって本当?
実は常用漢字・人名用漢字を見ていくとわかるのですが、意外と植物の名前に使われている漢字は名前には使用できないケースが多いようです。
お気に入りの植物や花の名前を子供につけたいと思う方も多いかもしれませんが、植物の名前の漢字は普段あまり使われることがないことが多いので、常用漢字・人名用漢字ではないといった理由で受理されない可能性があるかもしれません。
もし植物の名前で使われている珍しい漢字を名前に使いたい場合は、事前に注意が必要です。
植物などの名前に使われる漢字で使用出来ない一例をご紹介します。
- 薇:「ら」と読み、「薔薇=バラ」で使われる
- 杞:植物の「クコ」を意味する漢字
- 赫:「かく」と読み、植物名などに使われる漢字(例:赫蓮 かくれん)
- 茗:”遅く摘んだ茶”を意味している漢字
- 玻:「は」と読み、藻類などに使われる漢字
- 棗:「なつめ」と読み、植物名として有名
- 珪:「けい」と読み、最も有名なのは「珪藻土=けいそうど」
- 莓:「いちご」は旧字体はNGですが新字体の「苺」はOK
- 檸:「れ」と読み、「檸檬=レモン」で有名な漢字
その他の漢字をチェックしたい場合は、ぜひ文化庁公式サイトに記載されている常用漢字、法務省の公式サイトに記載されている人名用漢字で確認してみてくださいね。
まとめ
今回は「”薔”の漢字が名前に使えない理由は?植物名は大体NGって本当?」と題してお送りしました。
「薔薇=バラ」の漢字で有名な”薔”の漢字が名前に使えないのはなぜなのか、ネット上で話題となっています。
調べてみたところ、名前に使える漢字は常用漢字2136字・人名用漢字863字の合計2999字が使用できると定められていますが、”薔”の漢字は常用漢字にも人名用漢字のどちらにも属していません。
そのため、残念ながら名前の漢字として”薔”は使うことができないのです。
基本的に植物名は常用で使われる漢字ではないケースが多いため、名前の漢字に使用できるものがあまりないようです。