仙台育英高校の名ピッチャー・湯田統真選手。
中学時代からさぞかし注目されていた選手なのだろうと思って調べたところ、なんと出身中学の泉崎中学校は軟式野球部しかなく、同学年の部員はいなくて湯田統真選手ただ1人。
しかも泉崎中学校時代のポジションはピッチャーではなくて外野手だったんだとか。
当初は中学校で野球を辞めることも考えていた湯田統真選手ですが、どのような経緯で仙台育英高校の名ピッチャーへと成長したのかが気になりますね。
仙台育英高校までの出身中学である泉崎中学校時代や、小学校の少年野球チーム所属時代について調べてみました。
そこで今回は、
- 湯田統真の出身は泉崎中!
- 湯田統真の出身小学校は?
- 湯田統真の所属少年野球チームは?
についてお送りします。
湯田統真の出身は泉崎中!
湯田統真選手の出身中学校は、福島県西白河郡泉崎村にある泉崎村立泉崎中学校です。
全校生徒が200名弱の中学校出身の湯田統真選手はあまりいいとは言えない練習環境で野球をしていたため、当初高校は野球で進学するのではなくて進学校に通うことを考えていました。
しかし、仙台育英高校OBの父の計らいで野球への情熱が湧き、中学校卒業後は父親と同じ仙台育英高校へと進学します。
湯田統真の出身の泉崎中学校
湯田統真選手の出身中学は、福島県西白河郡泉崎村にある泉崎村立泉崎中学校です。
引用:グーグルマップより 泉崎中学校
福島県泉崎村は人口6000人という小さな村で、泉崎中学校は村に唯一ある中学校です。
2022年の調べでは在校生徒は約200人弱(196名)。
普通高校球児の多くのは中学校で硬式野球チームに所属していることが多いのですが、湯田統真選手の出身中学である泉崎中学校は軟式野球部しかありませんでした。
さらに湯田統真選手が入学した時、軟式野球部に入部したのは湯田統真選手だけだったそうです。
あまりいい環境で野球ができているわけではなかった湯田統真選手は、
「高校では野球はやらなくてもいいや」
と野球で高校へ進学するのではなくて、近隣の進学校へ受験をしようと考えていたそうですよ。

進学校への受験を考えていたくらいなので、きっと湯田統真選手は学校の成績もよかったのでしょうね。
泉崎中2年の時に仙台育英高校の試合を観戦
湯田統真選手は中学2年生の時に、父親が出身OBの仙台育英高校の甲子園の試合(仙台育英VS鳴門)を観戦したことで野球への情熱が湧き、仙台育英高校への進学を決めます。
泉崎中の軟式野球部に入部した1年生が、湯田ただひとりだったのである。そんな湯田が、高校野球に興味を抱くようになったのが中学2年の時だ。1998年のセンバツで仙台育英のライトとして出場した父・利行氏の勧めもあり、2019年の夏に仙台育英が8対5で鳴門(徳島)に勝利した試合を甲子園球場で観戦した。あの時の胸の高鳴り。湯田にとって強烈な体験だった。
仙台育英高校で野球がやりたいと思うようになった湯田統真選手。
父親がたまたま仙台育英高校野球部監督・須江航さんの先輩にあたったため、縁があって須田監督が泉崎中学校へと視察することになりました。
「無名の中学校で期待値は正直、薄かった。」
と語っていた須田監督ですが、実際に湯田統真選手を見た瞬間に即座にピッチャー(投手)としての可能性を見出します。
無名の中学。しかも、外野がメインで、時折ピッチャーとしてマウンドに立つ唯一の2年生部員。高校の指導者の目を引く要素はどこにもない。だが、プレーを見た須江は震えた。それどころか、啓示を授かったような気持ちにすらなった。
「『ピッチャーとしての能力のほうが秀逸だ』って。あの頃は外野で、バッティングも面白かったんですけど、ピッチャーとしての伸びしろのほうがあるとすぐに感じましたね」
この時の須田監督の見出しが、将来の「仙台育英最速右腕・湯田統真」を誕生させることになるのです。
湯田統真選手は成績優秀だった?
湯田統真選手は泉崎中学校から高校に進学する際、当初は野球で進学ではなくて進学校へ進むことを考えていました。
進学校にいくということはそれなりに勉強ができないといけないですし、もちろん内申点も良くないといけません。
つまり湯田統真選手は泉崎中学校在学時は成績優秀だった可能性が高く、内申点も優秀だったのかもしれませんね。

ちなみに湯田統真選手は仙台育英高校の普通科フレックスコースに進学していると思われるのですが、偏差値は41です。
実は湯田統真選手は高校卒業後すぐにプロ野球選手になることよりも、まず大学進学を考えているようです。
もしかしたら野球が強い難関大学を狙っているのかも…?
やはり野球に携わる仕事がしたい、と考えています。まだはっきりとはしていませんが、まずは大学に進学して野球を続けていきたいです。大学での学びは高校とはまた違うものになると思うので、その中でプロ野球への道が見えたらいいなとも思っています。ハイレベルな大学野球に挑戦してみたいです。
湯田統真
湯田統真選手のプロフィールはこちらです。
名前 | 湯田統真(ゆだとうま) |
生年月日 | 2005年12月31日 |
年齢 | 17歳(高校3年生) |
身長/体重 | 181cm/82㎏ |
最高球速 | 153km |
背番号 | 10 |
投打 | 右投・左打 |
出身中学 | 泉崎村立泉崎中学校 |
昨年2002年の夏の甲子園で「140キロクインテット」の一角として日本一を経験した湯田統真選手。
今年は仙台育英高校の高橋煌稀(こうき)・仁田陽翔(にた・はると)と共に「150キロトリオ」として名前を轟かせています。
田統真投手は高校野球東北大会・盛岡第三高等学校との試合で最高急速153kmを記録するなど、「仙台育英高校の最速右腕」として注目が集まる選手です。

ちなみに153kmは仙台育英高校のチーム内最速にとどまらず、2023年度の高校野球選手の中でも最速なんですよ!(その他に153kmを記録している投手は、宮城県古川学園高校の今野投手だけ)
さらに湯田統真選手は2003年の夏の甲子園では投手としてだけではなく、打者で初戦からホームランを決めるなど大活躍!
湯田統真選手は身長181㎝で体重83㎏の恵まれた体格な上に、最速153キロの球を投げることのできる本格派右腕なので今秋のドラフト上位候補選手と揉呼び声が高いです。

なんと夏の東北大会の準決勝の対盛岡三戦には、6球団のスカウトが視察に来ていたんだとか!
セ・リーグの某スカウトは…
「選抜より球速が上がっている。湯田は打者の手元で変化するスライダーが素晴らしく、オリックスの山岡のよう。」
と大絶賛していることから、甲子園が終わっても注目が集まりそうな選手と言えます。
【#夏の甲子園】 #第105回全国高校野球選手権記念大会 #浦和学院 × #仙台育英
3回裏、#仙台育英 の8番 #湯田統真 のホームランで二者連続ホームラン🔥#バーチャル高校野球観るならスポブルで#バーチャル高校野球
配信はこちらから👇https://t.co/AzecxrsyCj pic.twitter.com/Lvqms35rAp
— スポーツブル【公式】@夏の高校野球全試合ライブ配信🎥 (@sportsbull_jp) August 6, 2023
湯田統真の出身小学校は?
湯田統真選手の出身小学校は、福島県西白河郡泉崎村にある泉崎村立泉崎第二小学校です。
泉崎第二小学校は、湯田統真選手の出身中学の泉崎中学校から約1.3kmの場所にあります。

おそらく実家もこの付近にあるのでしょうね。
湯田統真選手は小学校4年生の秋ごろからリトルリーグの野球チームに所属して野球を始めます。
では次に、湯田統真選手の出身少年野球チームについてみていきましょう。
湯田統真の所属少年野球チームはどこ?
湯田統真選手の出身の少年野球チームは「白河リトルリーグ」です。
白河リトルリーグは福島県白河市、西白河郡、東白川郡、石川郡(一部除く)で唯一の少年硬式野球チームで、湯田統真選手の父親がコーチを務めている野球チームでもあります。
聖光学院戦などで力投した仙台育英2年の湯田統真が小、中学生時代に所属していた白河リトルリーグの総監督難波洋史さん(87)は「一戦一戦成長した姿を見せてくれた。優勝できて感無量」と教え子の活躍を喜んだ。
引用:福島民友新聞
白河リトルリーグはこれまでに、
◆全国選抜大会7回出場
と、かなりの経歴を誇る強豪チーム。
湯田統真投手は白河リトルリーグ所属時代には、キャプテンを務めた経験もあります。
小学校6年生まで白河リトルリーグで硬式野球にふれていた湯田統真選手ですが、進学先の泉崎中学校では軟式野球部に所属。
仙台育英高校の須田監督はこう語ります。
「軟式出身のピッチャーは腕をしっかり振ってボールを投げる子が多い。硬式に適応するまで時間がかかるが、適応できたら必ずよくなる」といった持論がある。湯田もまた、硬式に適応し、育ったピッチャーだった。
硬式野球と軟式野球の両方の出身経験があった湯田統真選手だからこそ、現在のドラフトも注目する「名ピッチャー」へと成長できたのではないでしょうか。
まとめ
今回は「湯田統真の出身は泉崎中!小学校はどこで所属少年野球チームは?」と題してお送りしました。
湯田統真選手の出身中学・小学校・少年野球チームはこちらです。
◆泉崎村立泉崎第二小学校
◆白河リトルリーグ