ネット上で密かに話題になっているのが「コンビニ店員は切手の値段を言うのは違法行為」という噂です。
「えっ?切手の値段くらいなんで教えてくれないの?」って感じですよね。
調べてみたところこの噂はどうやら本当のようで、コンビニ店員さんが切手の値段をお客さんに言うのは郵便法に抵触する違法行為になる可能性があるようです。
びっくりするようなコンビニの切手事情について調査してみました。
そこで今回は、
- コンビニ店員が切手の値段を言うのは違法?
- コンビニ店員が切手の値段を言わない理由は郵便法に抵触?
についてお送りします。
コンビニ店員が切手の値段を言うのは違法?
現在ネット上では、「コンビニの店員さんが切手の値段を教えてくれない」「コンビニ店員が切手の値段を言うのは違法っぽい」という話がおおきな話題となっています。
引用:ヤフー知恵袋より
その発端となったのはこちらのX(Twitter)投稿です。
なんと966万回以上も閲覧されていて、世間の関心度の高さがよくわかりますね!
コンビニでおばあさんが「ハガキ用の切手、いくらやったかな」と聞くも店員さんに「それに答えると違法になるので言えません」と突っぱねられ押し問答に。レジに並んだ人たちが後ろから口々にヒソヒソ声で「63円…」「63…」って呟き、先程ようやく伝わった様子(を最後尾から見守る)
— ぼのきち (@bono_kichi) November 16, 2023
調べたところ、どうやらコンビニ店員さんが切手の値段を言えない理由には郵便法第4条という法律が関係していることが判明しました。
次で詳しく見ていきましょう。
コンビニ店員が切手の値段を言わない理由は郵便法に抵触?
コンビニ店員が切手の値段を言わない理由は、郵便法第4条に抵触して違法になる可能性があるからです。
そのため、各コンビニのオーナーはトラブルを避けるために値段を言わないようにしていることが考えられます。
コンビニ店員は郵便法に注意して切手の値段を言わない
コンビニ店員が切手の値段を言わない理由は、郵便法第4条に抵触する可能性があるため、各コンビニのオーナーはトラブルを避けるために、切手の値段を安易にお客さんに言わないようにしていることが考えられます。
《会社以外の者は、何人も、郵便の業務を業とし、また、会社の行う郵便の業務に従事する場合を除いて、郵便の業務に従事してはならない。ただし、会社が、契約により会社のため郵便の業務の一部を委託することを妨げない。》

簡単に言うとこんな感じで切手の値段を教えないコンビニが多いようです。
- コンビニでの切手の販売自体は正当な商売で法律でもOKとされている
- ただ、郵便局の仕事をコンビニが正式に委託されているわけではない
- そのため郵便局の窓口業務のようなことは行うのは法律上(郵便法第87項)NGの可能性
→切手の値段を調べるために重さをはかったり、郵便番号を教えることなど
切手の値段以外にも、ゆうパックを扱っているコンビニだとコンビニの店員さんは郵便番号を教えることもできないそうです。
そうそうそう、こういうルールがあるんでね、ゆうパックを扱っているコンビニだと、郵便番号を教えることもできない。「自分で調べてください」って言わないとならない。https://t.co/wDJM0kuNh1
— SOW@ (@sow_LIBRA11) November 16, 2023

コンビニで郵便系の荷物を配送したり切手を買う際には、いろいろと制約がある感じなんですね。
コンビニでは重さが測れないから切手の値段が不明
そもそも切手の値段は、郵便物の種類・大きさ・重さによって決まります。
しかし、コンビニ店員がお客さんの郵便物の重さを計って料金を決めるのは郵便法に抵触する可能性が高いので、「重さを測れない=値段が分からないから言えない」となるようですね。

また、間違った重さを伝えて後々トラブルになることも未然に防ぐために値段を言わないコンビニも多いんだそうですよ。
実際のコンビニ店員の声
実際にYahooニュースの投稿にコメントしたコンビニ店員さんの声をお伝えします。

コンビニ店員です 違法だという話は聞いたことがないのですが、伝えた金額が間違っていて届かなかった際に店側が責任を問われると困るので答えないようにしています。基本的に自社サービス以外のことには答えるなと指導されます。

現役コンビニ店員の者ですが、値段を教えてその値段がもし違った時にトラブルになるからと教えられました

コンビニ店員です 違法だという話は聞いたことがないのですが、伝えた金額が間違っていて届かなかった際に店側が責任を問われると困るので答えないようにしています。基本的に自社サービス以外のことには答えるなと指導されます。
参照:togetter
コンビニ店員さん的には違法行為になるかも…という認識よりかは、トラブルを避けるために不必要なことは言わないで!と指導されているみたいですね。
コンビニ店員さんに切手の値段を聞いても教えてくれないのは「トラブルを避けるため」。
どうしても自分の郵便物の切手の値段を知りたい場合は、郵便局に行って重さを測ってもらうのが最前の方法といえるでしょう!
まとめ
今回は「コンビニ店員が切手の値段を言うのは違法?理由は郵便法に抵触?」と題してお送りしました。
コンビニ店員が切手の値段を言うのは郵便法第4条に抵触する恐れがあるため、コンビニオーナーが違法行為やトラブルを防ぐために一律で「値段を言わない」としていることが考えられます。
コンビニは郵便局から切手の販売を委託されていますが、郵便局の窓口業務のような行為を代理で行うことは法律で禁止されています。