第105回全国高校野球選手権で107年ぶりに優勝を飾った慶応高校野球部。
野球部なのに坊主ではない異例の学校として注目され、また慶応高校という学校名から「偏差値が高いの?」と様々な面で注目を集めています。
慶応高校自体は偏差値が76という超難関校として有名ですが、慶応高校野球部の生徒の偏差値はどうなんでしょうか?
「やっぱり野球部は成績面はスポーツの実力で優遇されているんでしょ!」と思いきや…
なんと慶応高校野球部の生徒は一般の生徒と入試基準も一緒で、進学後も一般の生徒と変わらない高い成績基準で進級が決まるという衝撃の事実が発覚。
甲子園優勝を決めた慶応高校野球部の偏差値・学校の勉強事情について徹底調査してみました!
そこで今回は、
- 慶応高校野球部の偏差値は高い!
- 慶応高校野球部の推薦基準は?
- 慶応高校野球部は進級が激ムズって本当?
- 慶応高校野球部はリアル文武両道
について送りします。
慶応高校野球部の偏差値は高い?
慶応高校の野球部の生徒の偏差値が高いのか気になって調べてみたところ、結論、慶応高校野球部の生徒は一般の生徒と同じくらい偏差値が高いといえるでしょう。
慶応高校自体は偏差値76という超難関校。
野球部に入部する生徒の大半は一般入試やレベルの高い系列校から進学してくるので、基本的に頭がいい生徒ということがわかります。
また野球部に入学する生徒の一部は高校から推薦で入学していますが、驚きなのが慶応高校は野球の推薦で入学する生徒も一切の特別扱いがないため、中学校でかなりの野球の実力を認められた生徒でも学力が無ければ門前払いなんだとか!
そのため、基本的に慶応高校野球部の生徒は学力偏差値が非常に高いことがわかります。
慶応高校の偏差値は76で超高い
慶応高校野球部は1学年35~40人くらいで、3割近くの生徒は一般入試で難関な高い壁を突破してきた優秀な生徒です。
慶応高校の偏差値は76で、慶應義塾高校の一般入試の倍率は2.5倍~3倍程度。
神奈川県の高校入試倍率ランキングでは1位ということで、難易度が高い学校として名を誇ります。
慶応高校の内部進学組も偏差値が高い
また慶応高校の内部進学組も元々相当優秀な学校に在籍していた生徒たちなので、基本手にには偏差値が高い優秀な生徒であるといえます。
慶応高校野球部は内部進学組が4割を占めるため、慶応高校野球部の約半数は内部進学組であるといえます。

慶応高校の系列の学校は慶應義塾普通部と慶應義塾中等部があり、それぞれ偏差値がとても高いことで有名です。
なお推薦で入学する野球部員は1学年で7~8人、多い年で10人程度である。
「野球部員は1学年35~40人くらいで、推薦は2~3割程度です。一般入試を突破して入ってくるのが3割程度、中学から上がってくる内部進学組が4割という感じです。
慶応高校野球部の推薦基準は?
慶応高校の推薦入試は野球に特化した特別な推薦制度はなく、全員一律の推薦入試となります。
つまり野球がやりたくて慶応高校に進学したくても、一般の生徒と同じ高い偏差値基準の推薦入試をクリアしないと入学・入部することができません。
もともと成績優秀で野球の実力もある”文武両道”の生徒でなければ、いくら中学校で素晴らしい野球の成績を残していても慶応高校では「門前払い」というわけなんです。

ちなみに、慶応高校の推薦入試の推薦基準はこちら。
- 内申点が38点以上
- スポーツや文芸面での顕著な活動成績
- 面接
- 作文
内申点が38点以上ということは、ただの野球バカで勉強ができない子は慶応高校野球部には入れないということですね。
「推薦入試は学校全体で40人くらいです。慶應義塾は1学年で400人くらいいる大きな高校ですが、そのうち約1割程度。まず書類審査がありますが、9教科で38以上。つまりオール4で5が2つ以上、それに加えて学業以外の顕著な実績が必要というレベルです。
こういった書類審査を経て、面接と作文になる。
「個人面接と集団面接があります。志望理由をはっきり話すことができて、作文の出来も良かった子が受かります。野球の実績や選手としての能力は、ほとんど考慮されていないんです」
試験は書類・面接・作文です。つまり、
・学校の成績がまあまあ良く、(内申38以上)
・面接の受け答えがきちんとできて、(頭の回転が良い、性格が真面目)
・慶応義塾生として恥ずかしくない作文が書ける(国語力)
のであれば、合格です。これで頭の悪かろうはずがありません。想像ですが偏差値60を下回ることはないでしょう。

しかし、こうした超難関を突破した「成績優秀で野球が上手な子」が高確率で慶応義塾高校野球部のレギュラーを獲得していくそうです。努力の賜物と言えますね!
レギュラーになるのは大半が推薦枠で入った選手です。当然ながら、中学時代に全国大会に出たなどハードルを越えてきた推薦枠の選手が、レギュラーになる確率は高いです。
慶応高校野球部は進級が激ムズって本当?
偏差値が高いのかと話題の慶応高校野球部。
偏差値76の難関校の入試を突破した優秀な生徒をもっても慶応高校は進級が激ムズなようで、毎年各クラス1人は留年する生徒がいるんだとか。
なんと慶応高校にはスポーツコースがなく、野球部の生徒も一般クラスに属するので、生徒全員が同一基準で進級できるかどうかが決まります。
つまり慶応高校野球部の生徒は、偏差値76の学力と野球の実力というリアルに”文武両道”が求められるということです。
ただ、大学は系列の慶応義塾大学へと進学する生徒が9割以上のため大学受験はほぼ不必要。
慶応高校野球部の生徒は大学受験のことを考えずに高校生活の最後の最後まで野球に取り組むことができる環境が整っているため、その点は他校にない魅力かもしれません。
前述した通り、「野球も勉強も」の姿勢は入学してからも変わらない。一般の生徒と同様、学業成績も求められるのだ。
慶應義塾は、授業態度や提出物よりも試験やレポートの評価を重視します。他校だと赤点でも補習を受けさせたりして仮進級させますが、うちは手厚いサポートはない。なので、全体評価がボーダーラインより下だったら“点が足りないからもう1年頑張りなさい”と、あっさり留年が決まります。毎年1クラスに1人くらいは留年する生徒が出ているんですね
慶応高校野球部は進級が激ムズ
偏差値が高いのかと話題の慶応高校野球部は、入学後は勉強はそっちのけ…というわけにはいきません。
普通甲子園に出場している高校であればスポーツに特化したコースに野球部の生徒が在籍するパターンが多いですが、慶応高校はスポーツに特化したコースなどはなく、入学した全生徒約400人は全員一般クラスに属します。
他校には『文武別道』みたいなコース分けがありますが、慶應義塾の場合、一般クラスしかありません。全部一般の18クラスです。
当然、勉強でもテストの点数に下駄をはかせるなど、特別扱いはしません。仮に下駄をはかせて進級させたとしても、結局上の学年で立ち行かなくなってしまいます。
つまり、慶応高校野球部の生徒は厳しい野球練習に加え、特別扱いなしで一般の生徒同様に勉強もしっかりと基準点をクリアしていかなければいけません。
時には基準点をクリアできなくて留年してしまう生徒もいるんだとか…。
ちなみに成績の基準は、各科目の平均が10段階中5.5を切ると留年決定なんだそうです。
04年から推薦入試が取り入れられ野球部のレギュラーも推薦で入学した部員が多数いるというが、推薦もかなりの好成績が必要だと解説。入学後も各科目の平均が、10段階中、5・5を切ると留年だという。

清原和博さんの息子さんも留年していたことで話題になりました。慶応高校野球部の生徒は偏差値76の学力に加えて野球の実力も求められるので、相当優秀な人物であるとわかりますね!
慶應義塾高校の森林貴彦監督は選手に、
「こっちを頑張っているからそっちはできないと言い訳をするのではなく、2つのことを追い求めよう。難しいけどそれがかっこいいんだぞ」
と指導しているそうですよ。
まさに文武両道の精神ですよね。
慶応高校野球部は受験がない
偏差値が高いのかと話題の慶応高校野球部は高校在学時は文武両道が求められる厳しい環境ですが、なんと大学受験がほとんど存在しません。
なぜなら慶応高校在籍生徒のほとんどが系列の慶応義塾大学へと進学するからです。
Q14: 高校卒業後の進学はどうなりますか。
A14: 他大学医学部進者を除けば卒業生のほぼ100%が慶應義塾大学に進学します。ですから、努力しだいでは神宮球場で早慶戦の舞台に立つことも夢ではありません。
引用:慶応高校野球部HPより
「文武両道」を求められる慶應義塾高校だが、一般的な高校のような「受験勉強」はほとんど存在しない。ほぼ全員が慶應義塾大学に内部進学するからだ。「中には慶應で学べないようなものを学びたいと他の大学を受験するケースはありますが、基本的には内部進学です。だから他の高校生のように受験勉強に集中するような時期はありません
慶応高校野球部の生徒はもともと慶応義塾大学での大学野球を夢見て入部してきた生徒も多いんだそうです。
慶応大学野球部は日本球界に多数の選手を輩出し、野球選手以外でも多方面で卒業生が活躍し、OB同士のつながりも密。

将来を考える上では”最高の環境”が整っているといっても過言ではないですよね。
まず何より「慶応」のブランド力だ。前監督の上田誠氏(66)は「慶大野球部の魅力」を挙げる。「高校で終わらず神宮でも活躍の場を持ちたいという子が高校に入ってくるんです。大学のチームを見ている中学生や保護者さんが多い。
神宮で早慶戦を戦いたい、慶大でやりたいというのが勉強のきっかけになる」と解説した。
大学を出てからも野球部卒業生は多方面で活躍。OBのつながりも強固だ。「出口」の強さは魅力に違いない。
ちなみに、慶応高校出身の野球選手はこちらです。
- 元西武ライオンズの佐藤友亮選手(現コーチ)
- 元日本ハムファイターズの白村明弘投手
- 阪神タイガースの山本泰寛選手
- 広島カープの矢崎拓也投手
- 楽天イーグルスの津留崎大成投手
- ソフトバンクホークス柳町達選手
- ロッテマリーンズの植田将太選手
- ヤクルトスワローズの木澤尚文投手
- ソフトバンクホークスの正木智也
- 山崎錬選手(JX-ENEOS)
- 福富裕選手(日本生命)
- 三宮舜投手(明治安田生命)
- 瀬戸西純選手(JX-ENEOS)
- 森田晃介投手(JFE東日本) など
慶応高校が偏差値76という超ハードルが高い学校にも関わらず、毎年全国から優秀な生徒が毎年集まってくるのもなんだか納得ですね。
慶応高校野球部はリアル文武両道
偏差値が高いのかと話題の慶応高校野球部に対する世間の反応は、圧倒的多数が「文武両道を実現していてすごい」という声です!
また慶応高校野球部は「将来安泰そう」と、羨ましがる声も…(笑)
慶応高校野球部って家柄も良くて長髪で練習も2時間くらいでもちろん勉強もできて…
これでサクッと優勝🏅して栄誉まで持って行ったら天は二物も三物も与えるってことなんだな
対する仙台育英がいかにも偏差値低いように見えるんだ
あっ😅(自主規制…— 酔ひどれ✨さてと呑みに行くかね (@yoidore0408) August 23, 2023
慶応高校(107年ぶり2回目)優勝おめでとうございます
慶応高校野球部に入部するには、内申点が38以上ないとダメという話を今朝見ました
勉強も野球も、極めていてすごいなぁと思います— 皇帝ジュニアのミック(JN2BSL) (@tkfm_1982) August 23, 2023
TLによると慶応野球部はスポーツ推薦でも勉強できなかったら進級できないらしいというのがすごいね。
おばちゃんは自分の高校と偏差値同じぐらいの公立高校野球部が甲子園行ってそこそこ勝ち進んだのすげえって思ったの思い出した。— ライコ (@_reirei) August 23, 2023
脳死で坊主にしろとか高校生らしくないとかおっしゃる昭和人間に、偏差値/家柄/ビジュ/約束された将来だけでなく野球で強さを証明する慶応高校野球部すこ。
— ぉりべぃら (@7moneypowersex7) August 11, 2023
野球も勉強も闇雲に時間かけてやるのは良くありませんが、少ない時間で他人より結果を出すのは才能が必要です。誰でも真似できるものではありません。
慶応高校野球部
・偏差値70超えてます
・イケメンです
・髪型自由です
・実家激太です
・プロ輩出してる甲子園常連校倒してベスト8行きましたどんな大企業でも選び放題で草
— まさ@24卒 (@QMWzzGCkfl27729) August 16, 2023
まとめ
今回は「慶応高校野球部の偏差値は高い!進級が激ムズでリアル文武両道校!」と題してお送りしました。
第105回全国高校野球選手権で107年ぶりに優勝を飾った慶応高校野球部。
慶応高校ということで野球部の生徒も偏差値が高いのか気になる人が多いようなので調べてみた結果、慶応高校野球部はは野球推薦やスポーツコースは一切ないことが判明。
偏差値76の学校で難関な受験を突破し、入学後も一般の生徒と同様の高い成績基準で進級していかなければいけない慶応高校野球部は、リアル”文武両道”を体現しているといえます。